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深夜叢書社

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心にのこる旅

近年の略奪・内戦のさなか、危機にさらされた中世カンボジア王国が残したアンコール遺跡群。その修復・保存に挑む日本人研究者たち。自国の遺産継承に努める若い力の擡頭。悲惨な時代を克服するカンボジアの現況を報告する。

穹天譜

咲き登る葵の下の昼下がり 切り株の上にひと待つ春の雲 しんかんと夏がきている地平線 津沢マサ子の俳句と俳論を収録するほか、谷口慎也らによる津沢マサ子論なども掲載。

野の花あかり

世界はどのような光に包まれているのだろう。清楚な花、高貴な花、燃える花、清幽の花、そして非在の花…。広大なコスモス(宇宙)にひそやかな詩想を馳せる。漫画家みつはしちかこの第1句集。

遠くへ

ゴビ砂漠のドルカディオン、アラン島のボーダーコリー、セントヴィクトワールの麦畑…。風の音に誘われるまま、より遠く、より古きを尋ねて歩く。虫を愛する俳人のしなやかな知と好奇心が躍動する闊達自在の諸国遍歴。

文学的視線の構図

2010年に亡くなった文芸評論家・梶木剛の遺稿集。正岡子規をはじめとする近代日本の正統派リアリズムの詩人と散文作家について掘り下げた論考などを収録。

魔曲の幻影

悪魔に魂を売ったとまで噂された不世出のヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニの遺した幻の楽譜がたどった奇しき遍歴とは? 忽然と現れた「ヴァイオリン協奏曲第4番」発見の謎を描く。

光から時空へ

思考も高速加速器も届かない、そこに開顕する荘厳世界、雨と降る善き華々…。ひとの思量できることより以上に明証されるところを求めて、現代物理学の未踏の地をゆく哲学の旅。

生き肌断ち

歌人としての己れに死と禁忌、性と巫呪を焚き込めた表題作をはじめ、春日井建、三島由紀夫を鎮魂する「銀河」、入水した平家の公達に沖縄戦の死者を重ねた「伊勢佐木町」など全14篇の小説を収録する。

風と曼珠沙華

言葉とはたんに効用のためのものではなく、あくまでも混沌たる内的効果を生み出すための独自の装置でなくてはならない。この一点にこだわって、あえて詩的孤高を守りつつ、ふんだんに不気味に毒を盛り込んだ感官詩集。

石牟礼道子の形成

不知火海の四季へのあつい想い、人の世のかわらぬ営みを紡ぐ言の葉−。現世と幻世を自在に往還し、脱近代の知を開示する作家・石牟礼道子。その異色強烈な個性の形成過程を、作品を通して辿る。

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